橋梁20/栗尾バイパス3号橋
栗尾バイパス3号橋梁は、京都市右京区京北細野町に位置し,一般国道162号(栗尾バイパス)道路改良事業にて新設されるバイパスにより分断される市道の切り回し道路において,普通河川山田谷川に架かる橋梁です。
本橋梁は、低桁高を実現させた鋼・コンクリートの複合橋梁(MDブリッジ)です。コンクリート床版と鋼ウエブの接合には、鋼上フランジを省略し、ウエブをコンクリートに直接埋め込むPBL接合を用い、桁高を低くしています。また、ウエブは補剛材を省略した疲労耐久性にも優れる橋梁です。
工事名 | 栗尾バイパス3号橋 | ||
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施工場所 | 京都市 | ||
橋 長 | 17.40m | 幅 員 | 5.20m |
支 間 | 16.84m | ||
構造形式 | 単純MDブリッジ | ||
荷 重 | A活荷重 | 斜 角 | 70°00‘00“ |

▲栗尾バイパス3号橋の全景

▲栗尾バイパス3号橋の架設状況
栗尾バイパス3号橋の特長
鋼部材の組立ては,溶接がウェブと下フランジのみで、一般的な鋼桁の製作に比べ部材反転の必要が無く,短期間で製作が可能です。なお,本橋ではLCC削減の観点から耐候性鋼材を使用しています。
製作した鋼部材を所定のキャンバーにあわせ設置し,型枠,鉄筋,シースを組み立て,コンクリートの打込みを行ないます。

▲鋼部材の製作

▲コンクリート部材の製作