橋梁7/内房線姉ケ崎橋梁《下路桁方式PC単純斜吊橋》

工事名 内房線姉ヶ崎・長浦間姉ヶ崎川橋りょうPC桁新設他
施工場所 千葉県市原市椎津地先
工  期 自)2001/3 至) 2002/6
橋  長 81.000m 幅  員 12.700m
支  間 79.500m
構造形式 ポストテンション方式複線単純斜吊橋
荷  重 EA-17 斜  角 90°00‘00“

施工概要

姉ヶ崎川橋りょうは、内房線姉ヶ崎~長浦間に位置し、椎津川の河川改修・拡幅工事に伴い計画された橋長81mの下路桁方式PC単純斜吊橋です。鉄道橋として国内初の構造形式の橋梁として施工されました。
本橋は、河川の幅や交差角の関係により橋台間隔が80m以上のところ、河積阻害率の抑制の目的から橋脚を設けずに1径間としています。また、河川管理上の桁下空間確保、および車両の窓下位置や運転視野の確保のために桁高を抑える必要があることから、PC斜吊橋形式が採用されました。

構造の特徴

本橋は、下路桁断面の主桁上縁に圧縮斜材を設け、その塔頂部から2本の吊材によって主桁を支持する構造です。
全高が17m程度になることから、景観的圧迫感を軽減させ、かつ自重を低減するために、斜材と吊材を細くすることによって側面の吹き抜け面を大きくし、スレンダーな印象を与えられるようデザインに配慮がされています。

施工概要

架設工法は、河川内に設けたH鋼杭を基礎とする支柱式支保工架設とし、施工を行いました。
鉄筋が密に配置されている斜材部および塔頂部は、コンクリートの充填性を確保するため、準高流動コンクリートを使用しました。

準高流動コンクリート

本橋では、高い自己充填性を有することにより、一般的な配合のコンクリートほどの締固め作業を必要とせず、高流動コンクリートと比較してスランプフローが小さく、より高い材料分離抵抗性を有するように配合を検討したコンクリートを準高流動コンクリートと総称しました。
配合選定にあたっては、流動性や間隙通過性に関する試験の他に、強度試験や水和熱による温度ひびわれを防止するために断熱温度上昇試験も行いました。
また、施工現場では実物大の試験体で打設・充填試験を行い、コンクリートの性能確認の他に作業手順についても検討および確認を行いました。

▲実物大試験体

▲試験体切断・充填確認